フィリピン 格差社会

フィリピン 格差社会

フィリピン 格差社会
ここ数年のフィリピンの経済成長にはめざましいものを感じます。特にマニラやセブなどの中心街では高層ビルやマンションが軒並み立ち並び、日系企業も数多く進出しています。しかし、我々トラストジャパンは、こういった大都会の中心部ではなく、喧騒の片隅の路地裏や、日本人には馴染みの薄い田舎の地域まで調査が及びます。そんな時に目の当たりにするのは、この国の格差社会です。日本でも格差社会がどんどん広がっていますが、そんなものは比較にならないほど大きな格差を街のあちこちで感じます。

フィリピンの貧困層

フィリピンの貧困層
街で物乞いをする人、薄汚く、一体どのくらい入浴していないのかと思ってしまうような人など、首都であるマニラでさえも街の中心を抜ければそういった光景が見えてきます。給与でいえば、労働者の初任給は3万円程度が普通です。日本の高校生のアルバイト代の時給半分も満たない給料で働く人も多いのです。「ナニー」と呼ばれるメイドは中学生くらいの若い層が使われることが多く、まともな教育を受けさせて貰えずに朝から晩まで家政婦をさせられる子供も多いです。こうした背景から、現在になっても人口の1割以上の人が成人すると海外に出稼ぎに出て、実家へ送金することで家庭の経済を成り立たせるのが日常茶飯事なのです。

フィリピンの富裕層

フィリピンの富裕層
フィリピンに居ると、「中間層」というものをあまり見ない気がします。お金持ちの富裕層か、上記で紹介したような貧困層のどちらか。マニラ首都圏マカティ市をはじめ、富裕層が暮らす地域には特別に警戒がされている、高級なエリアなども多くあります。しかし、富裕層は税制なども優遇されており、個人でも何兆円という資産を持っている人も多いと言います。富裕層は政治家や税務署にまで働きかけ、自分の財産をコントロールすることが出来るといわれています。こうした背景を見ると、これから幾らこの国が経済発展しようと、その影響があるのはほんの一部の富裕層だけにしか留まらないというのを感じます。

無料相談・無料通話はこちら

  • 無料相談・無料通話はこちら

line

フィリピン調査は通話無料アプリLINEでも相談もできます。
ID:tanteisoudan